日本から飛行機で4時間のフィリピンは大小合わせて7107もの島々があり、マクタン島をはじめネグロス島、マラパスクア、アポ島、モアルボアル、カビラオ島など、ダイビングポイントも多くありバリエーションも豊かになっている。
生物保護区に指定されている場所も多いことから、生き生きとした色鮮やかなサンゴやマクロから大物、また世界で最も多くの魚種が棲息するエリアでもあるので珍種、レア種などが透明度の高い海で見ることができるほどの魅力満載になっている。
通年に渡って穏やかで水温も高いことから、初心者から上級者ダイバーまで何度行っても楽しむことができ飽きないのがフィリピンの海です。
年間を通して温暖な気候で11月~5月までが乾季で、6月~10月までが午後に一時的に激しいスコールがあるくらいの雨季、雨が少ない11月~2月は過ごしやすいクールドライ、3月~5月は、年間で一番熱いホットドライと呼ばれる気候になっています。
フィリピンのダイビングボートはバンカーボートと呼ばれるているフィリピン独特のボートで船本体の両サイドには竹で作られたアウトリガーが取り付けられている。
そのアウトリガーを装備していることで船が安定し船酔いの発生率も少ないのも一部の船酔いをするダイバーから高い評価を得ている。
日本人が経営しているダイビングショップも多いので安心してダイビングも楽しめるので満足している日本人ダイバーも多い。
ここではフィリピン、マクタン島、セブ島、ボホール島周辺のダイブサイトをご紹介していきます。
マクタン島 セブ
マクタン島は、セブ島の中央西側に位置している島でマクタン・セブ国際空港がある島でもある。
このエリアのダイビングサービスは日本人ショップも数多く点在しているだけではなく、フィリピンということで物価も安く日本から4時間程度で直行便が飛んでいる。
穏やかな南国の海には多種多様な生物と色鮮やかな珊瑚が迎えてくれ、透明度も高く初心者から楽しむことができる。
沖合のドロップオフには多くのダイブサイトが点在し、ケーブダイブを楽しむにはマリゴンドン、ヒルトゥガンはフィッシュサンクチュアリにも指定されており人気のダイブサイトが数多くあります。
ここを拠点にしてセブ全土に点在するダイビングポイントを楽しみましょう!
オランゴ島
オランゴ島は群れとマクロが魅力で島を囲むリーフには、ニシキフウライウオ、カミソリウオ、カエルアンコウなどのマクロ系の生物やリーフトップに沈んでいる沈船の周辺には、ギンガメアジの群れており堪能できる。
また、ヒルトゥガン島へバンカーボートで20分移動すると、50〜60匹のロウニンアジや50〜100匹のツバメウオなどの群れを見ることができる。
サミロン島
サンゴを保護するためにポイントでの着底が禁止されているサミロン島は、ジンベイザメやロウニンアジ見ることができ、美しいサンゴの群落が色鮮やかに広がっている。
のんびりとダイビングをしたい方にはお勧めのダイブエリアになっている。
ボホール島
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またボホールからデイトリップで行く人気のダイブエリアのバリカサグ島の海は、魚影も濃くギンガメアジやバラクーダの群れの遭遇率が高い。
バリカサグ島のラクーダの群れには、遭遇率が高くはないが幸せを呼ぶゴールデンバラクーダが1匹だけいるので潜ってバラクーダの群れを見たときは探してみましょう!
ボラカイ島
ボラカイ島周辺には多くのダイビングポイントが点在し、遠いところで約20分、近くて5分程度なので1ダイブごとにショップに戻ってくるダイブスタイルになっている。
また、ボラカイ島から約1時間半ほど西に行った場所がダイバーから人気でマダラトビエイ、ナポレオンなどの大物はもちろん、、バラクーダー、イソマグロ、ギンガメアジなどの群れ、地形も面白いポイントになっている。
ボラカイ島の海の透明度は抜群でマクロから大物、他には沈船ポイントまであるのでバリエーション豊かに楽しめる。
ドゥマゲッティ
ドゥマゲッティはフィリピンの数ある島の9番目に大きい島のネグロス島にあり、日本からの直行便もないことから、日本人は少なくヨーロピアンダイバーが多く滞在している。
ダイビングポイントはスミロン、アポ周辺になっており、フィッシュサンクチュアリに指定されているので色鮮やかなサンゴが元気で綺麗な海中景観を楽しむことができる。
ハマクマノミの大集落があることはダイバーから人気で大物から回遊魚の群れの遭遇率も高い。
リロアン
セブ島の最南端のリロアンは人気で有名なダイビングポイントに近いロケーションだけではなく、ダイビングサービスと融合した便利なリゾートで周辺のハウスリーフにはウミウシ、オランウータンクラブ、ニチリンダテハゼなどが生息し他にも沈船なども楽しめる。
また、ここを拠点にオスロブへジンベエザメを見に行くツアーもあるのでダイバーが求めるものが揃っていることからダイバーから人気のエリアになっている。
“リロ”は渦巻き、“アン”は場所を意味するみたいです。
モアルボアル
フィリピン・セブ島の西部に位置するモアルボアルはフィリピン屈指の田舎町になっている。
通年穏やかな海で水温も透明度も高い。魚影も濃く、大物ではジンベエやニタリサメ、イルカなど、砂地にはマクロ系、浅い棚の上には枝サンゴの群生、そしてダイナミックな地形と想像した以上に楽しむことができる。
アニラオ
レア種から珍種まで見ることができるフィリピンのアニラオは一面に広がる枝サンゴの群生、優雅に揺れるソフトコーラル、ダイナミックなドリフトダイブでは、次に何が現れるか分からないワクワク感を演出してくれる。
各ダイブサイトはリゾートから近いこともありマクロ好きやカメラ好きのダイバーが、ゆっくりじっくりと潜り楽しめる。
オスロブ
セブ市内から車で3時間半に位置するセブ最南端の小さな島で港町のオスロブは沿岸から100m行った場所に餌付けされたジンベエザメと出会える世界でも特別なスポット。
多い時には数十匹もの集団と泳ぐことができ、ほぼ100%の確率で会える!
ダイビングだけではなくシュノーケリングでも可能なのでジンベエザメを見たことがない方は必見!
自力でバスなどの手配などをすれば食費、交通費、エントランスフィーでシュノーケリング・1人5,000円~8,000円程度でダイビングでは1人12,000円~1,5000円程度です。
また、ツアーで申し込んだ場合は、食費、交通費、エントランスフィー、ガイド込みでシュノーケリング・約20,400円程度でダイビング・約27,600円程度です。
ドンソール
マニラから国内線で約1時間の海辺の田舎町ドンソールはダイビングポイントまでボートで数分程度の場所にある。
その中でもマンタボールと呼ばれるポイントではマンタ、ジンベエザメ、ハンマーヘッド、ニタリが現れるポイントになっている。
ジンベエザメの遭遇率も99%とも言われており、1回のダイブで相当数の遭遇も可能性も!
アプリット島・アプリットアイランドリゾート
マニラから国内線で約1時間20分、さらに車と船を乗り継いで約3時間行ったそこは楽園!
まぶしいくらいの太陽、美しい白い砂浜、青い海に沿って建つ水上コテージ、秘境でのんびり過ごす自然を生かしたビーチリゾートです。
もちろん海の透明度は高く、フィリピンではトップクラスとも言われているサンゴ礁は見る価値があり、バラクーダの群れなど見ることができる!
エルニド
パラワン島の北東に位置しており、そしてまだダイバーの数は少なく1998年にフィリピンでも最大級のマリン・サンクチャリ(エルニド-タイタイ管理資源保護区)に指定されていることから、ダイナマイト漁をはじめ、あらゆる漁が禁止されていることから、その海中は生き生きとした45種の珊瑚が生息している。
またケーブやアーチなどのダイナミックな地形から197種の魚類、5種類のウミガメ、大物ではクジラ、ジュゴン、イルカ、マンタなども生息している。
ダイブサイトは30ほどが点在しエルニドビレッジからボートで30~50分の場所にある。
ダイバーがまだ少なく秘境とはいえ、ダイビング体制はちゃんと整っているので安心して行くことができる。
ディマクヤ島・クラブパラダイス
パラワン島の北東に位置するディマクヤ島は自然と共存している1島1リゾートスタイル。
全長700メートルビーチには真っ白い砂とサンゴ礁に囲まれた島周辺の透明度の高い海には、マクロ系のウミウシや、ニチリンダテハゼ、目撃例も高い野生のジュゴンも姿を現すことがあり、世界でも数が少ないリゾートアイランド!
近くのカラウィット島にはキリンやシマウマなどの動物が放し飼いにされており、アフリカ気分を味わうことができるのも魅力的になっている。
コロン島の神秘の淡水湖や温泉が湧き出るホットスプリング、周辺の美しい島々には、白砂が続いている「木のない島」や泳いでしか入ることが出来ない珊瑚に囲まれている島など冒険心くすぐるツアーもたくさんあるので十分に楽しめる。
世界遺産トゥバタハリーフ
マニラから飛行機で1時間半、さらには船で航海すること10時間で到着するトゥバタハリーフの海はフィリピンの最西端の場所にあるパラワン島から南東の約180キロに位置し、1993年に世界遺産の海として登録されている。
ここは数千をも超えるサンゴから数百種類以上もの魚が生息し生物の豊かさは世界有数ということもあり世界中のダイバーが訪れる憧れの場所になっている。
透明度の高さは抜群で見所は、何万もの色鮮やかなサンゴ礁に魚群が広がっており、数千匹のバラクーダやギンガメ、他にもジンベエ、ハンマーヘッド、マンタ、イルカ、サメなど夢のような水中景観を味わえる。
ダイビングスタイルは、1ダイブごとに船に戻りドリフトダイブが主流。レベルに合わせたチーム分けをしてくれるのでストレスなく楽しむことができる。
必ずセーフティーグッズと切れる可能性のあるマスク・フィンストラップは予備を持っていくことをお勧めします。
水温は28℃~30℃と高く、シーズンは4月中旬頃から6月上旬頃までの期間限定のクルーズになっている。
サウスレイテ
マニラから飛行機で1時間半、それから車で3時間、セブからの場合はスピードボートと車を使い約5時間。
セブ島の横にあるレイテ島の南に位置するサウスレイテは透明度が高くジンベエザメの遭遇率も高い。またレア物のミミックオクトパスなども見ることができる。
マラパスクア島
マラパスクアはセブ島の最北端にある1周20㎞程の真っ白なビーチが広がる小さな島でヨーロピアンから欧米人まで人気のリゾートになっている。
ここでは、希少種のサメと言われているニタリザメを高い確率で出会えることで世界中のダイバーが注目しているエリアになっている。
他にもハンマーヘッドやマンタなどの大物からハウスリーフではマクロも楽しめる。
ダイビングメモ
・3〜5ミリのフルスーツがスタンダード。
・12月〜2月は、インナー及びボートコートがあると便利。
・ダイビングボートがバンカーボートなので船酔いはしにくいですが、酔い止めを服用しておきましょう。
・一般的に12~6月が乾季、7~11月が雨季 乾季、雨季関係なく雨は降りますが、乾季より多いくらい。
フィリピン MAP・各ダイブサイトアクセス
A. マクタン島 セブ
成田発(東京)-マクタン・セブ国際空港着
フィリピン航空 セブ・パシフィック
約4時間
マクタン・セブ国際空港
B. オランゴ島
セブ市内からタクシー移動
30分~50分(ホテルの場所による)
Punta Engaño port(ドライバーにHilton Portと言えば伝わる)
バンカーボートに乗り換えオランゴ島へ 15ペソ
20分
オランゴ島
C. スミロン島
セブサウスバスターミナル バス:約400ペソ(1,100円)
バスで約3時間
スミロン島付近にて ボート:1台2,000ペソ(5,400円)
ボートで20分程度
スミロン
D. ボホール島
セブ市港フェリー乗り場 約800〜1,000ペソ(2,200〜2,700円)
約1時間
ボホール島
E. ボラカイ島
マクタン・セブ国際空港 約5,000ペソ(約13,500円)時期によって異なる
飛行機で約1時間
ボラカイ
F. ドゥマゲテ
マクタン・セブ国際空港 片道700ペソ〜1500ペソ
ドゥマゲッティ空港
セブ港 800ペソ〜
高速船で3時間〜4時間
ドゥマゲッテニューパッセンジャーターミナル
G. リロアン
マクタン・セブ国際空港
ドゥマゲッティ空港
車で約20分
シビュランフェリー
ボートで約30分
リロアン
マクタン・セブ国際空港
車で3時間半
リロアン
H. モアルボアル
セブサウスバスターミナル 約350ペソ(約950円)
バスで3時間程度
モアルボアル
I. アニラオ
マクタン・セブ国際空港
1時間10分
マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
タクシーでバスターミナルへ(黄色いタクシーより白タクのほうが割安、約130~150ペソ)
ブエンディアバスターミナル LRT(チケットの購入は、バスの中)
バタンガス行きに乗る(アニラオ直通はありません。)
グランターミナルで下車(約155~167ペソ)
ジプニーと言うアニラオ行きのローカルバス乗車(約30ペソ)
アニラオ
J. オスロブ
セブサウスバスターミナル 約350ペソ(950円)
バスで3約時間
オスロブ
K. ドンソール
約一時間
レガスピ空港
タクシーで約一時間 約800ペソ~
ドンソール
L. アプリット島・アプリットアイランドリゾート
マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
ロドリゲス空港
車で(ジプニー)約30分
タイタイの桟橋
バンカーボートで約50分
アプリットアイランドリゾート
M. エル・ニド
マクタン・セブ国際空港 マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
N. ディマクヤ島・クラブパラダイス
マクタン・セブ国際空港 マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
約1時間半
レイズ空港(ブスアンガ島)
車で約40分
港へ
バンカーボートで約60分
ディマクヤ島・クラブパラダイス
O. 世界遺産トゥバタハリーフ
マクタン・セブ国際空港 マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
プエルトプリンセサ
車に乗車
クルーズ船に乗船
クルーズ船で約10時間
世界遺産トゥバタハリーフ
P. サウスレイテ
マニラ(ニノイ アキノ)国際空港
約1時間20分
タクロバン空港(レイテ島)
各リゾートへ
Q. マラパスクア島
セブノースバスターミナル 約500ペソ(1,350円)
約5時間
マヤ港
ボートに乗り 約30分
マラパスクワ