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ダイビングをした直後の飛行機が危険な理由と予防を知ってますか? 


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ダイビングをした直後の飛行機が危険な理由と予防 減圧症とは?

減圧症はダイビングをより安全に楽しむために、とても重要なことになりますので知識を身に付けておきましょう!! 

 


減圧症って何? 

減圧症とは水圧の変化によって引き起こってしまう体の変調の一つです。

 

 

深い深度に潜った場合、周辺の水圧が高くなってしまう影響で、タンクの吸い込んだ空気は地上にいた場合と比べると血中に溶け込みやすくなっています。

 

 

深度の深い場所の高い水圧によって血液に窒素が溶け込んでいる状態で、急激に水圧の低い水面へと急浮上すると、圧力により血中に溶け込んだ窒素が開放されてしまい、気泡が生じて、その部分で組織障害が起きてしまいます。

 

 

この気泡が生じた場所によっては運動障害や知覚障害が起きてしまい、重症になるととても危険な状態に陥ってしまいます。


 ダイビング直後は、飛行機に乗ったり高所に行くのは厳禁  

ダイビングをした直後の飛行機が危険な理由と予防 減圧症とは?

減圧症の原因は急浮上だけではなくダイビング後にも注意をしなければなりません。

 

 

体験ダイビングやファンダイビングの後、体内から窒素が抜けていく時間は、18時間~24時間くらいです。

 

 

ダイビング後の18時間以内に飛行機に乗ってしまうと、高度が上がって行くにつれて体内に残っている窒素が飛行機の中に持ち入ったペットボトルやお菓子の袋が膨張するように膨張していきます。

 

 

これらのことはダイビング中に急浮上するのと同じ事で減圧症になってしまうのです。

 

 

潜った深度によっては体内に溶け込んだ窒素量は変化し、より深く潜った場合は24時間を超えてしまうこともありますので十分に注意しなけれいけません。

 

 

また、高度の高い場所に行くのも減圧症にかかる可能性があります。

 

 

 その例でいうと、西伊豆でダイビングを楽しんだ後に、箱根を越えてから帰宅する際に減圧症を発症するケースが数多く報告されているのです。

 

 

最期に高血圧も減圧症の危険があり、ダイビングでのルールでは最高血圧が140以下、最低血圧が90以下とされています。

 

 

 ダイビングを楽しむには、時間に余裕のある潜水計画を立てることを心がけましょう。 


減圧症になるとどんな症状が起こる? 

手や足、指先や皮膚の痺れやピリピリ感
関節が痛み
筋肉痛
疲労感があり体が異常にだるく疲れが取れない状態になる
めまいがし、ふわふわとした感覚になる
全身、または部分的に力が入らなくなる
頭が痛くボーっとしてしまう
物の見え方の異常

このような症状が出た場合は要注意になります。

 

 

また症状も重いものから軽いものまでの症状があります。

 

 

ダイビング旅行に行く場合は、必ず最終日には潜らないように潜水計画を立てましょう。

 

 

軽い気持ちでや計画性のないダイビングをしていると事故や減圧症などに陥り、最悪のケースになると、一時的な症状ではなく、一生涯にわたって後遺症と付き合っていかなければならない場合もあるので、少しでも減圧症にかかった疑いを持った時は、すみやかに専門医のいる病院に受診することをオススメします。 


減圧症の予防 

ダイビングをした直後の飛行機が危険な理由と予防 減圧症とは?

高圧での環境下で血中に溶け込んだ空窒素が、周辺圧力により急激に低下することによって気泡として出てきてしまう事が減圧症です。

 

 

 気泡が生じてしまわないように予防をすればいいということなんです。

 

 

水圧の極端に低い水面へと急浮上するのではなく、ゆっくりと少しずつ体を周囲の圧力に慣らし浮上していけば周辺の圧力が徐々に下がるので、血中に溶けこんでいた空気が抜けていき、肺に集まってから呼吸と一緒に外へ排出されていきます。

 

 

水深と潜水時間によって体内に取り込む窒素量が変わってきます。

 

 

減圧症にならない為には潜水時間に余裕を持ち、水深を理解し、ゆっくり時間をかけて浮上することが重要です。 

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