レックダイビングとは?
Wreck(レック)とは破損、難破船のことで、一般的に難破によって海中に沈んだ船(沈船)や飛行機の周囲や船内やをを楽しむためのダイビングの事をいいます。
また人工漁礁や観光のため沈めた船、戦争や海難事故などで沈んだものもあり、船内に入る事ができるものもある。
レック・ポイントは世界中に数多く、もちろん日本国内にも点在している。
沈潜は年月が経ち、ボロボロなった船の住民は人間に代わりソフトコーラルが群生して魚たちの魚礁になっている!
必要なテクニックは?
レックダイブはダイビングの中でも危険度が高くてポイントにもよるが比較的に水深が深く40mを越える場所が多いのでほとんどがディープダイビングになる。
沈船の中は暗く、船体はもろくなっているので、船内に潜るには、さまざまな注意点や堆積物を巻き上げないようなフィンキックとテクニックが必要になります。
ライセンス
レックダイビングをするにはアドベンチャーダイバー以上のライセンスCカードを所持した上で潜るためのテクニック(レックダイバー・スペシャルティ)(ディープダイビング)が取得できます。
潮流が複雑な場合もあり、中性浮力はもちろんだが潜降・浮上がスムーズにできる事も重要なので、ある程度のスキルは必要になってくる。
レックダイビングのお楽しみ
レックダイビングはうす暗い沈船の中を水中ライトを片手にダイビング!!普段見ることの出来ない錆びた機関銃、戦闘機、戦車、魚雷・・・ダイバーにとっては究極のアドベンチャー!!
海底に横たわる大きな影に近づく瞬間は興奮します。足を踏み入れてはいけない場所を探検する感覚になり、異様な緊張感が込み上げます。
海底に沈んでいる人工物は、歴史的に多くの疑問があるので潜る前に歴史的背景を調べることで、よりダイビングを楽しむことができる。
沈船には色鮮やかなソフトコーラルに小魚が群れていて、それらを捕食する様々な種類の生き物が自然と集まってきますので、より多くの魚種や珍しい魚を観察できる。
まとめ
沈船は深い深度下での潜水や流れの速い条件が重なることもあるので、注意が必要。
ダイブ・コンピューターが必須でこまめにエアをチェック。
事前に所有のライセンスを確認し潜水条件を調べ、安全な潜水計画を立てて器材の使用方法を熟知しておくこと。
今では南国の観光地になっている南太平洋のフィジーやパラオ、グアムなどにはかつて太平洋戦争により日本の軍艦や沈没船が非常に多く沈ずんでおりレックダイビングスポットとして人気となっている。